半夏生鯖(はげっしょさば)とは

投稿者 :一信山下 on

皆様こんにちは 山下水産の山下です。

雨上がり、だいぶ日差しが強くなって、そろそろ夏!といった感じですね

弊社では現在、半夏生鯖(はげっしょさば)の準備をしております!!

福井県以外の方は、もしかすると馴染みが無いのかもしれません。

半夏生鯖


半夏生ってなに?って方のために、ご説明致します。

半夏生鯖は、半夏生の日(夏至から11日目。太陽暦では7月2日頃)に1匹まるごと焼いた「焼き鯖」を一人1本家族全員が食べるという、福井県(大野市を中心とした地域)に伝わる風習です。

■■■ 由来 ■■■
時は江戸時代、福井県大野市が大野藩と呼ばれていた頃、海沿いの四ケ浦に、飛び地の領地を持っていました。

この地では、鯖の水揚げが非常に多く、年貢として納められるほどでした。

当時の大野藩主は、漁村の年貢軽減と田植えで疲れた農民の栄養補給のために、鯖を食べることを推奨する令書を発します。

すると、その令書を見た町の魚屋さんが、半夏生の日に焼いた鯖を売り出したのです。

農民にとって魚は高価なものでしたが、この日ばかりは、家族分を買い求め食したそうです。

この事が次第に定着し、時代とともに受け継がれ現在も地元福井の風習として根付いております。

半夏生鯖

■■■ 鯖の持つ効能 ■■■

鯖に含まれる豊富な脂質は、タンパク質を補う役割をし体力をつける働きがあります。

中でも、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)など、多価不飽和脂肪酸の量は、他の魚と比べて群を抜いています。

多価不飽和脂肪酸には、
・血中コレステロールや中性脂肪の低下
・血液を流れやすくする    という働きがあり、

動脈硬化や血栓が原因で起こる脳梗塞や心筋梗塞を予防する作用があります。

さらに、DHAには脳細胞を活性化する効果があることが解っており、ボケの予防にも一役かってくれます。

口内炎や口角炎の予防改善に役立つビタミンB2

悪性貧血の予防や肩こりの解消に効果のあるビタミンB12

カルシウムの吸収を助け、骨粗鬆症の予防に役立つビタミンD など

ビタミン群が豊富に含まれていることも鯖の特徴です。

特にビタミンB群は、糖質や脂質の代謝を勧め疲労回復や細胞の再生に効果を発揮します。

鯖の持つ様々な特徴を見ると、半夏生に鯖を食べることは、田植えで疲労した身体にとって、とっても効果的だったことがわかりますね。

身体にいい栄養素がたくさんの鯖!!!
一口食べるごとに、健康になれそうな気がします!!
是非、皆様も半夏生の日に鯖を食べてみてくださいね^^

こちらから、ご購入いただけます。

浜焼き鯖

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